矯正治療中の歯みがき

矯正治療中で装置がお口の中についている場合、食べかすが残りやすく、装置を着ける前よりむし歯や歯周炎になりやすくなります。日頃から”ていねいな歯みがき”を心がけましょう。

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矯正治療中は毎食後きれいに歯みがきすることが理想ですが、日中は学校や仕事で時間をかけて磨くことが難しいという方も多いのが現状です。そんな方は特に夕食後のお口のケアは念入りにするようにしましょう!

ブラケットやワイヤーがついていると
①ブラケットの周り 
②歯と歯の間 
③歯と歯茎の間 の磨き残しが多くなります。

「ブラケットの周り」と「歯と歯茎の間」は歯ブラシを歯面に対して上から下から斜め45度に傾けてブラッシングすると効率よく汚れを落とすことができます。矯正用の歯ブラシもあるのでご利用ください。

「歯と歯の間」は通常の歯ブラシとは別に“ワンタフトブラシ”や“歯間ブラシ”を併用して、1歯1歯ていねいに磨きます。矯正治療中でも使える“フロス”もあります。

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診療室でみがき残しが多い患者さんの歯磨きを眺めていると、汚れを取ろうとゴシゴシ大きな音をたてて磨いていたり、ブクブクうがいが上手にできず汚れをうまく出せていなかったりします。

歯をみがくときは鉛筆を持つように歯ブラシを持ち、軽い力で小刻みに往復させて磨くようにしましょう!歯みがきの際は必ず鏡を見ながら、歯についている汚れの状態や歯ブラシの当て方を確認して下さいね。