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マスクと口呼吸
マスク生活も日常になってきました。
慣れてきたとはいえ、やはりマスクをしていると少し息苦しさもあり。
いつのまにかお口を開けている「口呼吸」になっていませんか?
本来、外から入ってくる空気はお鼻を通ることでばい菌やウイルスがろ過され、加温・加湿もされます。そのため喉は守られ、ウイルスの侵入からも守られています。
口呼吸をするとこのウイルス防御反応が低下します。それだけではなく、お口の中が乾燥し、むし歯や歯周病になりやすくなったり、口臭がでてきたり。歯並びにも影響してきます。
”今日はクリニックでのマスクと口呼吸のお話です”
いつもお口が開いていて口呼吸をしている「お口ポカン」の7歳の患者さん。
お口の周りの筋肉が弱く、閉じてもすぐに開いてしまいます。お口を閉じる訓練を始めました。
マスク生活の前は周りの人から「お口閉じて!」と注意される日々だったそうです。
ところがマスク生活になり、周りからお口が見えなくなったため注意もされず。
本人は安心して口呼吸の日々。
診療室で歯みがきの後、椅子に座っている様子を見ていてもやはり「お口ポカン」。
なんだか前よりひどくなっているかも?!
このまま続けていると歯並びにさらに悪影響が出てくるためお母様とお話しました。
先日、ユニットに座りマスクを外すと、なんだかお口まわりの様子が違います。
お口を閉じる練習、毎日がんばってしてくれたそうです。
「ポカンX」という装置を使って口唇の筋肉をきたえる練習をしてもらっています。
「毎日ゲームをしたがるので、これを使ったらしてもいいことにしました」と。
日々の積み重ねはすごいですね。1~2ヵ月でだいぶお口を閉じられるようになりました。
歯並びにも影響を及ぼす「口呼吸」。
「お口閉じてる?」と聞いてあげてくださいね。